香川県にある工務店ポンアンドコン企画では「ここだけキレイにしたい」というプチっとリフォーム/修繕が可能です。今回はそんな「プチっとリフォーム」をされたお家の事例。この記事はこんな方のご参考になれば幸いです。
- DIYがすき!
- 少しだけ直したい箇所があるけど工務店に頼むと必要以上の見積もりをされそうで言い出せない
- 築50年以上のお家で少しでも快適に楽しく過ごしたい
- 古民家を買って自分色に染めたい!という夢がある
こんにちは、ポンアンドコン企画、工務部のコーディネーターSATOKOです。
今回の事例は…実は…私の実家です(苦笑)。
私の実家は曽祖父が建てた、おおよそ築100年の、とっても古い家。よく言えば古民家。私たち住まう者、受け継ぐ者にとっては…使い勝手の大変悪い無駄に広いだけの家…。
とはいえ、この家が新築だった時から、時代の移り変わり、家族の規模の移り変わり、それぞれの時代で修理修繕、改築、増築を重ね、大黒柱には私たち姉弟や従姉たち、そして私の子供が背比べをした印があったり、私と従姉が祖父母の目を盗んで漆喰塗りの壁にいたずらした跡の残る思い出のいっぱい詰まった家です。
さて、今回、母から相談があったのがコチラ。どこの何だからわかります??
今時、木枠の窓に、漆喰の壁…。ここがどんな一間か分かった方すごい!
なんと…浴室です(笑)。「え?!漆喰壁の浴室!?」と思われた方もいらっしゃるとおもいますが、半分から下はタイル貼りです。ご安心ください(?)。
さて、この木枠の窓と、なぜか15㎝くらい隙間の空いてしまった天井(プラスチックの波板でした)、そしてこの壁が黒いのをどうにかしたかった母。
最初は、漆喰をパネルで覆って欲しいと言われたのですが…それをしてしまうと…2年も経たないうちに塞がれてしまった柱などの木材が腐ってしまう恐れがありました。
常に空気に触れているからこそ木も壁も息をして長持ちしてくれる。
ユニットバスとぱぁ~ん!と挿げ替えられればなんでもない話なのですが、構造上、今ある規格のユニットバスを入れようと思うと大事になってしまう…(これが住む者、受け継ぐ者の言うところの使い勝手の悪さ)…。
「水性のペンキなら壁も木も息をし続けられますよ」と社長。
「それって、私でも塗れるん?」と目を輝かせる母。
「え?!」…と…固まる私と社長。
「出来るとおもいますよ」と社長。
「え?!」と社長を振り返る私。
ぱぁ~★っと表情が明るくなる母。
そんなこんなで、当社が今回手掛けるのは…
- 断熱材のなかった天井裏に断熱材を入れる
- 天井を新しくする
- 新しいサッシ窓を取り付ける
…この3つ。
そして、壁は…母が塗る!
工事はここで終了。そして、母には、下地材やペンキの種類、道具や割れていた漆喰壁の修繕方法を簡単にアドバイスをしておしまい!
数日後…母の本気度を示す写真が送られてきました…
…本気だ…
そして…さらにそこから数日後…
あら…木も塗ったのね…まぁ、母がそれが良いのならいいのだけど…
全てプロ任せもいいけれど、出来そうなことを自分でやるとお家に愛着がわく!
ポンアンドコン企画の工務事業部は、新築、増改築はもちろんのこと、今回のような本当に「プチっ」とな修理修繕、リフォームも喜んで行います。「自分でここはやってみたい」という箇所があれば、ご相談の際にあわせてお伝えください。
ぱっと見自分で出来そうでもやらない方がいいこともアル!
古民家を手に入れてDIYでリフォームするぞ!!それってとっても楽しそうですし、きっと出来上がったお家は愛着ひとしおですよね!?ワクワクします!そして、最近ではほとんどの建材や住基(お風呂やトイレなど)を一般の方も買うことが出来てしまいます。「なんだ!自分で出来そうじゃん!」と思うかもしれません。
でも…そのワクワクの邪魔はしませんが…ちょっと1回深呼吸をしましょう。
家には「躯体」があります。家のカタチを保ってくれている構造です。柱だったり、梁だったり、時には壁だったり。仮に運よく家の強度を保っていた柱を抜いてその時は大丈夫だったとしても、地震のときに崩れてしまうかもしれません。
今回のように「パネルで塞げばいっか」と思っても、そうすることで、家の老朽化を早めてしまうこともあります。
なので、古民家のみならず、中古住宅を出来るだけDIYでリフォームしよう!と思ったら、建築のプロに一度見てもらってください。そして、どこからどこまでをプロに任せた方がいいか、何ならご自身で出来るかを明確にしてみてはいかがでしょうか?
その家が建ったときの工法を知るプロに相談するに越したことはない
私の曽祖父が私の実家を建ててから、今日まで、日本の住宅は様々な流行りや建築法の改正などにより、時代、時代で工法や使われてた材料が異なります。そんなに遠くない昔は、大工の棟梁が職人さんを率いて一件の家を建てていました。今では、様々な工程が細分化され、使う材料は量産既製品になり、法律で定められた耐震構造や気密性能も変わってきました。その移り変わりを知っているプロに相談できれば、リフォームはスムーズに進められます。
ポンアンドコン企画の社長、まんちゃんは元3代目大工。棟梁が職人さんを率いて一件を建てていた頃の家づくりから現代まで知るプロです。
もし、他に相談する方がいらっしゃらない場合は、よろしければ、まんちゃんに相談してみてください。
私たちが何よりも嬉しいのは、お客様がお客様のお家に今よりもっと愛着をもって生活をしてくださること
そりゃね、全部お任せいただいた方が私たちはお仕事という面で大変助かります。けれど、私たちがなぜ「家」特にリフォームや修理修繕が好きなのかというと…そのご依頼って「今ある家を大切に出来るだけ長く使いたい」「今ある家をもっと住み心地良くしてここで暮らしたい」というお客様の想いがあるからなんですよね。
リフォームや修理修繕のお仕事は、当社が建てていないお家を触らせていただきます。今回のように、新築当時、施主様であった方はもういらっしゃらないケースもあります。けれど、お家の造りや増改築跡などを拝見させていただくと、その家を建てた方の想い、新築時に携わった職人さんたちの気概、その後引き継いで住まわれてきた方々の想いが伝わってきます。
リフォームや修理修繕のお仕事を終えると、「今」そのお家に住まわれているお客様の中に今まで以上のお家に対する愛着が芽生える瞬間を目にします。その瞬間が私たちにとってはこの上ない至福のひと時です。
なので、プロにしか出来ないちょこっとだけを、私たちにお任せいただいて、他はご自身でやるという選択をしていただいても、私たちは全部お任せいただくこと同様、大変嬉しいのです。なぜなら、間違いなくその家はお客様が住んでくださる限り、ご近所のどのお家よりも愛されるだろうと思えるからです。
お気軽にご相談ください^^
「うちのここちょこっとだけ気になるところがあるのだけど…」「まだどうするか決めてないのだけど…」「これからどうしていけばいいか相談できる人が欲しいわ」などなど、お家に関することは、お気軽にご相談くださいね。