「住空間は、そこで同じ人が何年、年十年にもわたって過ごす空間です。インテリアデザインの流行は緩やかに変化をとげつつ5年～10年のスパンで変わっていきます。当社が作る家本体の耐久年数よりずっと短いスパンです。内装に使われる素材の耐久年数でいうと、壁紙はその糊の状態により10年毎の貼り替えが望ましいですが、10年ごとに全てを貼り替えるご家庭は少ないでしょう。キッチンや、トイレ、お風呂も望ましい取り換え時期に取り換えるご家庭は少ない。間取りとなるとなおさら、ちょっとお化粧直しのような感覚で変えられません。私の仕事は、お客様にとって長年に渡って使い勝手がよく、流行ではなく、お客様のテイストで、心地よいと感じる空間をご提案することです。デザインとアートの一番の違いは”明確な役割や機能の有無”だと思います。ある役割を叶えるための色や形、配置ができて、初めてデザインしたと言えると思います」…
というのがSATOKOの持論。

「作ったらいいんちゃうん？」これはSATOKOの口癖。お客様が叶えたい内装が市販のもので実現できないとき、建設業の職人さんでは出来ない造作だとなったとき「作ろか？」と、作ってしまうのがSATOKO。建設業では普通ではない材料も工法も、美術畑のSATOKOにとっては「普通」のもの。左官さんやクロスやタイルの職人さんたちと同時期に現場に入って実際に「ものを作る」SATOKO。それを知っている内装の職人さん達からは良い意味で面白がられ、コミュニケーションもスムーズ。
施工期間と予算が許せばの話ですが…。

図面上で計算し強度が十分あるように答えが出てきても実際に家を建てていた経験から、実際は強度が足りない…ということもあるそう。まんちゃんの設計は大工としての実体験に基づいて、強度も
考慮し、「どうやって職人さんが作業をするか」まで想定されています。無駄の極力出ない量で材料も手配するまんちゃん。職人さんが「ほんま、まんちゃんは、ギリギリでしか材料とってないけん、考えて使わないかんのや（大笑）」と言っているのをよく耳にします。

クロス・着色・既製品の柄や色など、なかなか決められないお客様もけっこういらっしゃいます。目指したいインテリアのイメージはあるけど「どう伝えていいか分からない」と感じたら、SATOKOにヒアリングさせてみてください。伝えにくいイメージを引き出す質問で、お聞きした内容を「こうですか？」とわかりやすく、パース図やイラストにして確認します。ショールーム等も同行してデザインや色決めもわかりやすい説明やイラストで決めやすいそうです。家で一番長く過ごしている人は女性がほとんど。SATOKOは、女性ならではの提案ができ意気投合して信用度も高く、相談依頼も多いです。図面だけではお客様にイメージしていただくことが難しい箇所もイラスト等にできるので確認や相談などがスムーズに進みます。

SATOKOの描く内装イメージ図には、ポンちゃんやコンちゃんが出来上がった空間で過ごしているイラストがほとんどです。これには実は、ちゃんとした理由があるのです。当社工務事業部、部長のポンちゃんは、これは、ポンちゃんやコンちゃんが可愛いからだと信じているようですが、違います（苦笑）。

身長72cm

ポンちゃんとコンちゃんの身長（耳を除く頭のてっぺんまで）が、「72ｃｍ」なんです。72ｃｍの高さと言えば、テーブルや机の高さに多いサイズです。空間のサイズ感を捉えるメジャー代わりにSATOKOはポンちゃんやコンちゃんを描きこんでいます。

過ごし方のイメージ

ポンちゃんとコンちゃんはイラストの中で何かをしています。それが空間の使用目的やライフスタイルの提案になっています。時折、お客様のペットも登場していたり、お客様から伺ったちょっとした話題が反映されていたりします。どのような過ごし方をしたいか、どんなスケジュールで生活しているかなど、あなたの日常を細かく教えていただければ、いただくほど、ご提案内容は現実味のあるものに仕上がります。